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アズとお兄ちゃんと、写真と僕と

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2009年 10月 18日

IMAGE MONSTER



 僕が知らぬ間に発売になっていたEOS 7D、これってかなり良さげなカメラに仕上がっているみたい。出し惜しみ体質のCANONとしては久々の、ひょっとしたらデジタル一眼レフでは初めてと言ってもいいかも知れないほど気合の入りまくった仕様になってるんですよね。「 IMAGE MONSTER 」を自ら名乗っているのはどうかと思うけど、本気の購入モードになって梅田にあるCANONショールームで実機を試して来ました。



 
 何より僕の物欲を刺激したのが、CANON中級機初となる視野率約100%のファインダー。EOS 50Dを使っていて一番残念だと思うのが、ファインダーでは見えていなかったものが写真に入り込むことなんですよね。すべての撮影でファインダーの隅々まできちんと確認しているわけではないし、邪魔なものが写り込んだら現像時にトリミングしてしまえば済む話なんだけど、撮影後すぐに構図の確認ができてしまうデジタルカメラだと、ちょっとガッカリと言うか、気分が萎えてしまうことが少なくないんですよね。それならばと、撮影直後の画像確認をしないようにしたこともあるんですが、イメージ通りに撮影できたと思える写真ほどファインダーの隅々まで覚えているもので、家に帰ってガッカリしながらパソコンでトリミングしていたこともありました。

 期待が大きいと、落胆も大きいんですねぇ・・・(-_-;)
 
 視野率約100%、確かに「約」と書いてあるけれど・・・。僕の感覚では約98%の EOS 5D Mark II と大差なし。同じく約100%を謳う EOS-1D Mark III とは違います。個体差であって欲しいと願い、帰りにヨドバシカメラに立ち寄って EOS 7D を試してみましたが、結果は同じ。しかも、ファインダーの上下左右でズレ幅が違うんですよねぇ・・・。初期の固体特有の調整不足だと思いたいなぁ。


 もう一つ、僕が EOS 50D で気になっているのはISO400でのカラーノイズの出方。巷ではISO1600とか3200が「常用ISO感度」になったかどうかばかり話題になっていますが、僕が気にするのは子供の室内撮りで多用するISO400。正直言うと、EOS 50D のISO400には不満があります。人肌のローライト部分、具体的にはアゴや首筋や耳のあたりが綺麗に描写できないんですよね。赤や緑のカラーノイズが浮いていて、場合によってはケロイド状に写っていたりして、ガッカリすることもありました。ISO1600とかにしてハイライト気味に撮ったほうが綺麗に写るぐらいです。でも、毎度毎度そんなに明るい写真が撮りたいわけでもないし。ちなみに、ISO100~200ではそんなことなくて、満足できる写りなんです。

 EOS 7D のISO400はどうだったか。結論から言うと、EOS 50D と大差なし。EOS 50D の画質を保ったまま画素数を1500万から1800万に増やせたことは技術的には凄いことなんだろうけれど、僕にとっては、超高感度ノイズ以外では EOS 50D から画質面での進歩がなかったわけで、ちょっと残念。しかもこのことは、今のところCANONは「APS-Cの中感度画質は EOS 50D レベルで良し」としていることを表しているからね。超高感度はアピールしやすいんだろうけど、中感度にも注力して欲しいなぁ。


 最も注目していたポイントが2つとも残念な結果だったんだけど、他のポイントではすべてが EOS 50D から進歩していました。もうちょっと価格が下がったら、来春あたりにはキャッシュバックキャンペーンがあるだろうから、その頃には EOS 7D を買っているかも知れません。EOS 50D もそうなんだけど、トータルでのコストパフォーマンスの高さには素晴らしいものがあると思います。CANONのAPS-C作りの狙いはココなんだろうな。

 それより何より、この気合の入り方のままCANONが次のカメラ達を登場させてくるのではと思うと、なんだかワクワクしてしまいます。今は画質だけに特化している EOS 5D Mark II も、後継機はボディ性能を大幅にアップしてくるかもしれないし、ひょっとしたらそれは EOS 3D として登場するのかも知れない。
う~ん、妄想してしまう~ (* ̄∇ ̄*)エヘヘ

by dapon2005 | 2009-10-18 12:18 | カメラ&レンズ


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